夜、ゴミを捨てに行った。
少し歩くと夜風が気持ちよくて早く秋が来てほしいと感じた。
家に帰ろうと思い、階段が二階に差し掛かったところに、緑色をした巨大な虫、カマキリがいた。
家に帰りたいのに帰れない。
どいてくれないかと、しばらく、そいつを見ているとおしりを振って踊り始めた。
威嚇だとしたら襲い掛かってくるのかもしれないので恐怖を感じた。
餌だと思われたらどうしよう。
とりあえず策じゃないか、階段を降りる。
傘などガードする道具なども何もなかったが、集合ポスト周辺にセルフの箒があったので再び階段に上ると、まだいた…。
最悪。家に帰れない。
まだいたが、踊り場の壁にいて、壁を上ってそのまま落ちてくれと思った。
近づいてきたら怖いので落ちるまで見るしかない。
しかし、なかなか動きが遅い。恐怖で私の汗は額から落ちてくる。
壁を上ってそのまま早く落ちてくれ。そう願うしかなかった。
ずっと、いやいや見てると踊り場の顔出せる部分のところ、名前があるのかは分からない部分に移動し、そのまま落ちろと願いますが一向に動かない。
クソ!家に帰れないじゃないか!
ゴミを捨てるだけで必要ないので携帯も家に置いてきたし、家の者に電話することも不可能であった。
恐怖ではあるが、ずっと階段で、カマキリが消えるまで見てるのもしんどい。
襲ってきたらもっと恐怖だ。
踊り場の顔出せる部分のところにいるカマキリ。
わたしは悲鳴を上げて箒を持ったまま階段を駆け抜けた。
まだカマキリがいたら怖いので、箒は明日返す。
